ポケットテツカブラ

思い出したら書く

23の夏、無職の夏~つよきす編~

 

実に久しぶりのブログである。

大学を卒業し新卒で入った会社を4ヶ月で退社するモンスターとなった私は、夏を満喫していた。

無職には職と金がない代わりに時間がある。

出来ることはそう、女を愛することだけ―――。

 

 

ということで今日は私が最近全ヒロイン攻略したプリンセスソフトの「PS2 つよきす ~Mighty heart~完全生産限定版」,のキャラについて書いていきたいと思う。

ちなみにPS2と言ってますが元々は2005年にきゃんでぃそふとから発売されてるアダルトゲームです。

 

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2005年感があって良い。

 

簡単なあらすじとしてゲームの説明から。

両親が海外にいるため1人暮らし(エロゲあるある)の高校2年生の主人公「対馬レオ」の家に突然昔姉代わりだった従兄弟のお姉さま(同じ高校に通う1個上の先輩・鉄乙女)が居候してくる(エロゲあるある)という設定で、そこから対馬レオを取り巻く仲間(幼馴染)たちとの青春、そして学内の美女と関係を親密にしていくというストーリー。

某大物Youtuberが主人公の名前を「たいま れお」って呼んでそう。

 

では登場人物たちを順に説明していきます。

人の気持ちを考えられないので平気でネタバレとかしていきます。

 

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主人公たちが通う「竜鳴館(りゅうめいかん)高校」の学長(館長)・橘平蔵。

CVがワカモトなので笑える(若本規夫という名前ではやってないけど)。

米軍から「この人が戦争に参加していたら負けていた」と言われるほどの武道の達人で、ストーリー中に島では海に向かって手を振りかざし竜巻を起こしたりしていたハチャメチャなおっさん。

 

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主人公たちのクラスの担任の大江山 祈(右)

祈ちゃんのペットである喋れるオウムの土永さん(左)

土永さんのCVもワカモトなので笑える。

 

祈ちゃんは教師なのに遅刻常習犯でかなりマイペースな性格のおっとりした23歳。

いつも成り行きでカードで買い物をしてしまうため貧乏。占いが得意で当たると評判。

土永さんはオウムなのに鶏肉が好き(特に焼き鳥が好き)な上に一昔前の経験談ばかりを生徒たちに聞かせるという極めて謎の多いキャラである。

 

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幼馴染の伊達スバル(左)

同じく幼馴染の蟹沢きぬ(右)

 

スバルはケンカが強く見た目が怖いこともあり、クラスなどでは恐れられているが実は家庭的で料理がうまく、両親がいないレオにご飯を作ってあげたりたまに朝起こしに来てくれたりと、とても面倒見の良い兄のような幼馴染である。

 

イケメンで陸上部のエースで面倒見も良い男だが、父親がアル中のカス(スバルも父親のことをゴミと呼んでいる)で、そんなカスの血が自分にも流れていることをコンプレックスに思っている。

こういうイケメンキャラがスバルのように髪を結んでいることが多いからキモいオタクも髪を結ぶのだろうか?キモいからやめたほうがいいよ。

 

蟹沢きぬは嫌いなのでヒロインだけどここで適当に説明。

チビで貧乳でバカでカスで生きている価値がない上にスバルからの出会ったときから好きという好意に一切気付かずレオを好きになり、8月頃には自分の気持ちに気付きレオが他の女と仲良くしてると嫉妬に狂って周りに八つ当たりしまくるというゲボ女。

ちなみにこいつを攻略しようと思うとスバルは自ら悪役になって身を引き、最終的に転校し7年以上会えなくなります。

すべてこの女のせいです。一刻も早く地獄に落ちやがれ。

お前がレオを好きにならなかったらみんなが幸せになれたのに。

不幸を運ぶ子蟹、一生許さねえからな。

 

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早く死ねダボ。

 

次に説明する幼馴染は私の大好きな鮫氷新一(通称フカヒレ)くん!

 

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猿顔で彼女がいたことがなく、趣味はギャルゲー。

完全なるいじられキャラで見ていて不憫になってくる。

 

体育武闘祭(要は運動会)では怪我で出られなくなった優勝候補のスバルの代打としてメイン種目のボクシングに出場するものの、あまりに貧弱で普段から頼りないことからみんなに信用されず、奥の手として担任の祈ちゃんによる怪しげな儀式により戦人の魂を憑依させられて戦うことになってしまった。

 

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魂が入れ替わり顔も声も性格も変わってしまったフカヒレ

 

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顔とセリフで無限に笑える。

 

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戦いの結果、無事優勝。

その代わりに大きな身体への負担によりフカヒレは死亡(実際は入院)。

フカヒレは何かと大きなケガをさせられすぐ天に昇っていくのでそういう設定も愛おしい。

ナデナデしてあげたい。

 

ここからはヒロインたち。

 

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レオの従兄弟であり居候の姉代わり・鉄(くろがね)乙女

責任感が強く学内では風紀委員を務め執行部(生徒会みたいなもの)の副会長も兼任する有能。

かなりの武闘派で「鉄一族」といわれる最強の血が流れている。

鉄の血は体育武闘祭でも存分に発揮され、最終種目のドッチボールではボールを投げただけでドラゴンを召喚し(レーザービームといわれる攻撃)男子生徒を病院送りにした。

 

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「そらっ」とか言って繰り出される攻撃じゃないだろ。

 

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赤王先輩をブチのめした後の爽やかな乙女先輩。

乙女先輩の後ろの様子から攻撃力の凄さが伝わってくる。

 

料理が苦手でおにぎりしか作れないが料理を練習中。

大根を切り刻むと同時にまな板も一緒に切り刻んでしまうという腕前の持ち主。

 

こんな脳筋な乙女先輩だが性格は名前通り乙女そのもの。

乙女先輩ルートではキスやさらにその先を連日昼夜問わず求めるゴミカスレオに「私は貴様のオモチャじゃない!」とキレて家を飛び出してしまった。

普段は少し天然で機械やインターネットが苦手でありそれらに関するものを「電脳」と呼ぶ可愛いところがある。

 

センスが悪く、レオが体育武闘祭でボクシングに出場するルートでは「きりもみ乙女パンチ」という壊滅的なネーミングセンスの技を生み出した(しかしこの技がレオを優勝に導くこととなった)。

 

ちなみに、オウムの土永さんは乙女先輩に本気で恋している、がフラれてしまった。

 

次のヒロインは生徒会長・霧夜エリカ

 

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「成り上がり」で有名なキリヤカンパニー社長の娘。アメリカハーフ。

美人で成績優秀運動神経抜群でカリスマ性もあり、男女問わずみんなの憧れの対象である。

キリヤカンパニーを乗っ取って世界を取るという大きな夢を掲げその夢に向かって日々努力している。

 

自己中心的で支配的な性格から皮肉も込め「姫」と呼ばれている。

サディストで人をいじめたりからかったりするのが好きでレオもその対象となっている。

 

才能がありなんでもできると思われているが実は努力家で姫ルートではレオと付き合ったことにより日々の仕事などが疎かになってしまい、それでも野心は捨てられないと恋心を捨て1度はレオを振ってしまう。

 

恋愛に関してはノーマルだが女の胸を揉むのが好きで大きければ大きいほど良いらしい。

また、男同士のカップリング(BL)にも興味がありレオとスバルをたまにそういう目でみている。

レオ×スバルのカップリングが理想的らしく、「スバルくんは攻めっぽい」と言った全くその手の話に無知なよっぴーに「それは違う」と叱り、教育するために家に押しかけるほどの熱意である。

 

そしてそんな災難なよっぴー。

 

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可愛くて家庭的でおしとやか、誰にでも優しく運動も勉強もできて姫といつも行動を共にしているせいで見劣りこそするが高スペックの持ち主。

 

レオのことが好きでその気持ちを胸に秘めて色々お世話してくれる。

よっぴーを攻略するためには姫ルートに進まないといけないがこれがまた厄介なのである。

姫ルートに進み姫にフラれたあとよっぴーの告白にOKすることでよっぴーと幸せになれるが、そのためには姫を傷つけ、泣かせなくていけない(ここで姫を選べばダークよっぴーが現れることはなく姫と結ばれてED)。

その過程の中で現れる「ダークよっぴー」。

ダークよっぴーは非常に恐ろしい存在である。

 

よっぴーは過去に何かあったのか人間不信で人に裏切られることを極端に恐れる一面があるのだが、姫が自分からレオを取ったときコーヒーを姫にぶちまけ「私を裏切るの?冗談だよね?」と笑顔で言い放つという恐怖の女だ。

そのときの姫の辛そうな、申し訳なさそうな、悲しい表情は見ていて本当に胸が苦しくなる。

よっぴーと付き合ったあと、姫から「やっぱりレオが好き、また付き合ってほしい。私とよっぴー、どっちを取るか選んで」と選択を迫られるが、ここでよっぴーを選ぶと姫が空元気で笑顔で2人をからかったあと1人になって大号泣、よっぴーとの幸せEDに、姫を選ぶとよっぴーと姫の友情関係は完全に終わり絶縁、ダークよっぴーの怒涛のメンヘラ攻撃(姫の私物破壊など)により歯切れの悪いEDとなる。

 

初めてダークよっぴー見たとき怖くておしっこちびった。

 

気を取り直して次のヒロイン・椰子なごみ

 

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なごみんは1個下の後輩。

他人を「線の外側の人間」として決して心を許さず線の内側には入れない。

しかしひょんなことからレオに借りを作ってしまい、執行部のメンバーとなった。

 

幼い頃に父を亡くしており、再婚しそうな母親に反抗するため夜中に街をブラついているが、しつこいレオに心を許していく。

母親は花屋を営んでおり、料理人と言う夢を捨て仕方なく花屋を継ぐつもりであったがレオと過ごす中でやはり夢を捨て切れない気持ちが強くなり料理人を目指すことに。

 

実はかなり家庭的で母親がおっとりしている分家事をキビキビこなし、料理もうまい。

運動神経もよく、体育武闘祭のドッチボールでは絶体絶命のレオを救った。

学力は毎回試験で平均上をキープしており頭も良い。

 

最初こそ口は悪くぶっきらぼうで感じの悪い後輩だが、「線の内側」に入った途端態度は一変し、終始デレデレモードとなる。

 

付き合ってからのあまりのデレデレさはムズがゆくなるが家庭環境に問題がある子はやはり”攻略している感”があり良い。

 

最後のヒロインは近衛素奈緒(このえすなお)

 

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高校では違うクラスだが中学の頃はレオと同じ中学校だった。

レオは「テンションに流れてて勢いに任せて行動するとロクなことがない」という経験から「テンションに流されない」という「テンション理論」の持ち主なのだが、近衛はこの「テンション理論」が生まれた発端となった人間。

 

その過去からもレオとは仲が悪く熱血で責任感の強い近衛は冷めているレオに憎悪を抱くほどであった。

 

高校では演劇部に所属しており脚本なども担当する。

責任感の強さやみんなを統率する能力からも2年にして部長。

しかしその責任感の強さから1人で突っ走ってしまい、演劇部でトラブルが起きてしまう。

ちなみにこのトラブル、近衛が学園祭の準備で校門の掃除をしてもしてもなぜか翌日には汚くなっていて、これは無限に部員の女どもが放課後に校門を汚しまくっていたというクッソ胸糞悪いもの。

 

ちなみに、近衛の口癖である「トサカにくるわ!」と「これ、正論よね!」はなんかウザいしうるさいし痛い。

あと全体的に影が薄い。

 

 

主要なキャラはこんなとこだけど、モブの女子も可愛かったりする。

 

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私としては

 

乙女先輩>姫>>>なごみ>>>>>>>>>>近衛>>>カニ・ダークよっぴー

 

という順位。

 

総評としては、つよきすはギャルゲにしてはギャグパートが結構本気で笑えるという点でかなり評価できる。

ヒロインたちもそれぞれ「自分自身」「家庭環境」「学校での人間関係」とか色んな問題を抱えていて攻略しがいがある。

幼馴染たちもキャラが立っているし、主人公のレオも良い具合にクズなところがあったりと完璧すぎないところが面白い。

ギャルゲ特有のめちゃめちゃなキャラとかもストーリーのいいスパイスになっていると思うし1人あたりの攻略時間も5~6時間と重過ぎないボリューム感。いいと思います。

 

無職のうちにつよきす2学期をやるか他のやつなんか1本やりたいなと思っています。

 

 

気付いたら5000字とか書いてしまってひっくり返ってしまいました。